ヌックの魅力とは？注文住宅に隠れ家的スペースを

こんにちは。和歌山市の地域を中心に高品質な理想の注文住宅を低価格でも建てられるようこだわっている、家づくり工房HB.Nです。注文住宅を計画する際に「ヌック」という言葉を目にしたことはありませんか？ヌックとは、「こぢんまりとした居心地の良い空間」のことです。語源はスコットランド語で建築様式を意味する「neuk（ヌーク）」からきています。壁やドアで仕切らず、壁や床の素材の違いや段差でゆるやかに空間を仕切るため、完全な個室にはならず家族の気配を感じながらも自分だけの時間を楽しめる場所になります。今回は、そんなヌックのことをお話していきます。 

・家族とつながるプライベート空間 

「家族と過ごすのも良いけれど、たまにはひとりの時間が欲しい」と思ったことはありませんか？例えばリビングにヌックをつくると、家族の気配を感じながらひとりの時間を過ごすことができます。読書やゲームなど、好きなことに集中できる空間にしましょう。 

・デッドスペースを有効活用 

ヌックは基本的に2～3畳と小さいスペースで足りるため、注文住宅を計画する際にどうしても出てきてしまう階段下などのデッドスペースを活用することができます。家全体の空間をうまく使って、より快適な注文住宅にしましょう。 

・リモートワークや子供の遊び場など自由に使える空間 

ヌックは家族のライフスタイルに合わせて変化させられるのもうれしいポイントです。デスクを設置すればリモートワークや子供の学習に使えるスペースになります。また、リビングの一角につくるとキッズスペースとしても使え、リビングに居ながらでも子供を見守ることができるため、安心できる空間づくりができます。 

・費用がかかる 

つくる場所や形状、造作家具のデザインなどで変わってきますが、工事費や材料費などが追加で必要になってきます。また、場所によっては冷暖房や照明が追加で必要になる可能性もあります。注文住宅を建てた後、ヌックをどう使っていくのかをイメージしながら計画しましょう。 

・面積が必要 

ヌックをデッドスペースにつくる際は問題ありませんが、そうでない場合は収納などの生活スペースを削る必要がある事が多いため、注文住宅の間取りを決める際は使い勝手が悪くならないようにバランスを見ながら決めましょう。 

・使わなくなってしまう 

デッドスペースがあるから、となんとなく取り入れてしまうとせっかくのヌックが使われなくなってしまいます。また、家族にとって使いやすい場所に設置することで、長期的に使える空間になります。間取りを決める際には、どう使っていきたいかを具体的にイメージしておくと安心です。 

家族と過ごしながら、ひとりの時間も満喫できるヌック。注文住宅でヌックを検討する際は、居心地が良く使いやすい空間になるようにしたいですね。家族のライフスタイルに合わせて使い方が変わっていくことをイメージして、長く使える場所になるように計画しましょう。