注文住宅で平屋にすると良いこととは

こんにちは。和歌山市の地域を中心にお客様の理想の注文住宅をローコストで叶えている、家づくり工房HB.Nです。注文住宅について考えた際に「平屋」を検討したことがある方も多いのではないでしょうか？ワンフロアなためコミュニケーションが取りやすいことなどが魅力で、最近建てる人が増えてきています。今回は、そんな平屋にすると良いことや建てる前に知っておくと良いことについて書いていきます。

・動線がシンプルで生活しやすい

ワンフロアで生活ができ、動線がシンプルになるため家族がスムーズに家の中を移動することができます。上下移動をしないため洗濯を干す際も上階のベランダに行く必要が無くなるなど、家事の負担も軽くすることができます。また、玄関の位置を家の中心に設けると、どの部屋にも行きやすくなるためオススメです。

 

・家族とコミュニケーションが取りやすくなる

平屋の場合「帰宅後は玄関にある階段から2階の個室に行ってしまい、会話が少なくなってしまい様子も分からない」ということがないため、家族とコミュニケーションが取りやすくなります。部屋と部屋の距離が近いため、家族の気配が分かり安心して住めるマイホームになります。

 

・バリアフリーな空間をつくりやすい

階段が無いため上下運動をしなくても生活ができ、ワンフロアに全ての設備が集約されているため、バリアフリーな家にすることが可能です。また、動線もコンパクトになるため、移動にかかるストレスも軽減することができます。

 

・天井の高さをいかした空間にできる

上階がないため高さをいかした開放的な空間にすることができます。天井高が高く取れるため、天窓などを設ければ明るい空間にすることができます。また、ロフトをつくることでデッドスペースも収納スペースなどとして有効活用することができます。

 

・地震や風に強い

建物が高いほど地震や風に弱くなりますが、建物自体が低い平屋は重心が低いため揺れの影響が少なくなります。また面積も小さいため風の抵抗も受けにくくなります。

 

・メンテナンス費用が抑えられる

平屋の場合、上階の重さの影響が無く住宅自体が傷みにくいため、メンテナンス費用を抑えることができます。また、修繕する際も足場を組むことが少ないため、費用を安くすることができます。

 

コンパクトだからこそ、シンプルに暮らすにはオススメの平屋。今も将来も快適に安心して暮らせるため、長く住むことができます。家族とのコミュニケーションを大事にしたい場合は平屋も検討してみると良いでしょう。

・広い敷地が必要

2階建てや3階建てなどの設備をワンフロアで納める必要があるため、ある程度の広さを確保しなければ、満足できる平屋にすることができない可能性があります。また、建てる土地によって土地の価格が変わるため、予算に収まるかどうかも考えて検討しましょう。

 

・建築時にコストがかかる

2階建てと違い基礎工事や屋根の面積が大きくなることが多いため。コストがかかってしまします。しかし、大きな足場を組む必要が無かったり上階にトイレなどの設備をつくることが無いため、その分のコストがカットすることができます。

 

・日当たりや風通しが悪くなる可能性がある

周りの環境によって日当たりや風通しが悪くなってしまう可能性があるため、建てる際は中庭をつくったり天窓を設けるなど対策しておくことが大切です。しかし、窓の数を増えるほどエアコンの効率が下がってしまう可能性があるため注意しましょう。

 

・プライバシーや防犯への対策が必要

住宅が低いことも魅力の平屋ですが、周囲の視線が気になってしまう場合があります。そのため、間取りを工夫したりカーテンなどで視線を遮る必要があります。また、ワンフロアでまとまっているため、外部から侵入されやすいといった面もあるため、しっかりと防犯対策をしましょう。

 

・家が浸水してしまうリスクがある

地震や風には強い平屋ですが、浸水してしまった場合2階などに避難することができません。そのため、水害が発生しやすい場所に建てるには不向きとなります。

 

ワンフロアで生活できるからこそデメリットもあります。自分たちのライフスタイルに合うかどうか、建てる土地に合っているかを考えながら検討すると良いでしょう。

平屋はコンパクトに暮らせることや家族とコミュニケーションが取りやすいことが魅力です。しかしデメリットもあるため、希望する家にできるかがポイントとなります。理想の住まいにするために、しっかりと話し合って決めていきましょう。