注文住宅にディスポーザーはつけられる?価格は?
2024/03/27
こんにちは。和歌山市を中心に注文住宅を建てている工務店、家づくり工房HB.Nです。突然ですが皆様はディスポーザーをご存じでしょうか?
ディスポーザーというのは、キッチンのシンクにある排水口に設置するタイプの生ゴミ粉砕機です。
排水口に生ゴミを入れると取り付けられたディスポーザーが生ゴミを粉砕し、粉砕され細かくなった生ゴミは水道水と一緒に下水道に流される仕組みになっており、生ゴミが出たそばから処理できるため注文住宅のキッチンに取り付ける設備としても人気があります。
またディスポーザーは下水道に生ごみを流すため、設置して使用するためには自治体に許可を得る必要があります。
■ディスポーザーの種類
・機械処理タイプ
機械処理タイプのディスポーザーは粉砕した生ゴミを機械システムで処理します。処理水は下水道に流れ、砕かれた生ゴミ自体は機械から発せられる熱や微生物によって処理され別途捨てる事になります。機械の中に溜まった乾燥していたり分解された生ゴミを定期的に取り出す必要があります。
・生物処理タイプ
生物処理タイプのディスポーザーで粉砕された生ゴミは専用の浄化槽に集められ微生物で分解されます。専用の浄化槽を通った後の処理水が下水道に流されます。注文住宅をはじめとした一般住宅にはあまり使用されておらず、主にマンションに採用され設置されていることが多いです。
・単体ディスポーザー
単体ディスポーザーとは、生ゴミを砕いて処理水と一緒に下水道に流すもの。
生ゴミをそのまま下水道に流すことになるため、下水管が詰まったり流された生ゴミが下水管内で腐ってしまい臭いを発生させる原因となる可能性があります。
こうした問題点から、単体ディスポーザーの利用を許可している自治体はほとんどありません。
■ディスポーザーのメリット
生ゴミは直接シンクに取り付けられたディスポーザーに入れて処理をするため、三角コーナーが不要になります。それによってシンクのスペースが広くなり、また夏場等に生ゴミの臭いに困る事がなくなります。シンク回りを衛生的に保つ事ができる他、機械処理された生ゴミはディスポーザーの種類によっては肥料として使用する事もできます。
■ディスポーザーのデメリット
ディスポーザーを注文住宅などに設置するにはコストがかかります。また、ディスポーザーを稼働するには別途電気代が必要になります。その他、年に1回は定期点検を必要とし、その定期点検にもコストがかかります。
またディスポーザーを設置することのできるキッチンにも条件があるため注意が必要です。
生ゴミを粉砕するためにディスポーザーを稼働させるとそれなりに音が鳴りますので使用する時間帯も考えて使う必要があります。
■まとめ
注文住宅にディスポーザーを付けるとシンクまわりがすっきりする他、生ゴミの臭いに悩まされる事もなく過ごす事ができるようになります。下水道に処理水を流すため設置には自治体の許可が必要です。
ディスポーザーの設置と使用にはコストがかかりますがメリットも大きい設備ですので設置する事を考えてみても良いかも知れません。
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