家づくりのあれこれ①　和歌山市・岩出市・南泉州エリアで注文住宅をご検討の方へ

こんにちは。和歌山市の地域を中心に注文住宅を賜っている家づくり工房HB.Nの西畑です！

本日は家づくりのスタート地点でありながら【建築費用の盲点】となりやすい点についてお話します。

 

それはズバリ、地盤改良です！

 

現在、注文住宅をはじめとした家づくりを行う際、必ず地盤調査が必要になります。これは阪神大震災で土地の液状化や不同沈下による建物被害の経験から2000年の法改正により現在義務化された工程です。

この調査の結果次第では【地盤改良】という工程が必要になる場合があります。この地盤改良、安全な家を建築する為には必須事項ではあるのですが、実はすごーくお金が掛かる上に、当初の見積りに計上しにくく、見積書作成後に追加費用として別途請求となる可能性が高い【くせ者工事】なのです。

 

家づくり工房HB.Nでは2006年ごろから「ローコスト価格の注文住宅」をコンセプトに、和歌山市や岩出市を中心に南大阪エリアや京奈和沿線・奈良エリアで注文住宅を中心に家づくりを行い、その都度地盤調査もしてきました。その中で地盤調査の結果地盤改良不要との結果が出た隣の区画で地盤改良が必要だったケースはごくごく普通にあります。

地盤改良が必要な土地もあれば必要で無い土地もあり、これは土地を買ってみなければ分からない、例えるなら「表か裏かのくじ引き」なのです。

 

そして、もう一つ。この地盤改良には【定価】や【目安】というものがありません。
理由は、家によって地面に接する面積(1階平面図)は違いますし、何よりこの地盤改良は【改良する深さ】によって改良費用が全然違ってくるという特徴があるからです。

請負業者によっては、見積りの段階で地盤改良費100万円など予め多め費用を見積額に計上している所もあるようですが、これを悪いこととは言い切れません。

見積り作成段階では多くの場合土地は購入しておらず、地盤調査も行えません。

その状況で住宅ローンの全てを建物そのものの費用として計画した場合、地盤改良費用は別途実費で必要となってしまいます。

現場によって30万円で済むところもあれば、80～100万円必要になるケースもありますし、「地盤改良費が必要になった時は貯蓄から捻出できます」という子育て世代や若いご夫婦・ご家庭は稀です。

その為、地盤改良は必要なものとして住宅ローンを考えていくというのは大切な考え方です。※地盤改良が必要無かった場合、その費用を繰り上げ返済するか建築費用に補填するかはご夫婦のお考え次第です。

●住宅ローンの総額から、【土地・登記や手続き等の費用を差し引いた残りの建物建築費用を1800万円と仮定した場合】

この予算の中から①地盤改良を最低50万円、②シンプルな外構工事で最低30～50万円(弊社の想定費用で、一般的には100～300万円)を予め差し引き、建物本体費用は1,550万円(税込1,700万円・弊社)と想定する必要があります。つまり、初期の段階から「家の建築に充てることか可能な予算が1800万円の場合、建物本体の建築費用は1550万円になるんだ」と想定することで、実現できること・ここは我慢する所など、事前に計画的に家づくりを進めることが可能となります。

注文住宅をはじめとした家づくりを進めていく上で、想定外の費用が出てくることで、楽しさよりも不安が大きくなってくるということはよくあります。

そういったことにならない為にも、事前にゆとりを持った計画を立てるようにして下さい。

 

ちなみに、1500万円など1,000万円台の予算でも、良質な建材を採用し、ZEH以上(HEAT20G2レベル)の断熱性能や耐震等級3相当を備えた高品質な注文住宅は決して不可能ではありません。

和歌山市の地域を中心に注文住宅を賜っている家づくり工房HB.Nでは、今までに多くのお客様の理想を叶えて参りました。

全ての理想を実現することはできないこともありますが、夢を持ってご家族の理想を形にしていって下さい。※お時間のある方は当サイトの提案プランニングのページもご参照いただけましたら幸いです。

 

 

では、4月10日以降に基礎工事着工となります、現場の進捗状況なども分かりやすくお伝えしていけたらと思います。
お楽しみに！